豚の豆知識
国内で豚肉を生産するためには、安定した豚肉の量と質が必要になります。また、出荷までにかかるコストに対して、生産する割合が少なければ利益にはならないため一定期間に生産する必要がある量も決まってきます。
そのために、養豚農家や牧場では長年肉質が安定して肉の量が多く取れる大型で成長速度の速い種類 の豚を生産されてきました。
しかし、輸入の豚肉は量が多く、価格を安くすることができるため、国内で生産された豚肉の価格はどうしても負けてしまうことが多くあります。そのため最近では、豚肉の生産において肉の量よりも、より肉質にこだわった豚肉を生産することで味や香りといった豚肉の品質を上げていく、 といった方向に変わりつつあるような気がします。
皆さんは、どんな国産の豚肉を食べたいですか?
豚の部位は食用ばかりではありません!
みなさんは天然豚皮や豚毛の加工品を使ったことがありますか?
豚の皮や毛を利用して作っているものは手触りがよく、 とても使いやすいと言われています。それらの加工品は牛や羊などの加工品よりも比較的やすいという特徴があります。
豚皮や豚毛の加工品は、その加工方法に よって様々な味わいを出せることが人気の理由なのでしょうね。
豚皮は日本国内で唯一作ることができる原皮で、年間約1600万枚生産されていると言われています。
豚皮は水分を除くと、約65%がコラーゲン(皮タンパ ク)です。これらのタンパク質を有用に利用することで、畜産の経済効率向上や環境保全に重要な役割を果たすと考えられています。
このことから新しい資源と して豚皮が注目を集めています。
豚皮はピッグスキンとも呼ばれ、特徴としては、表面に3つずつ毛穴が並んでいて、キメは粗く、摩擦に強いという点が挙げら れますね。
ピッグスキンはなめし・加工方法により美しいツヤを出した「アメ豚」毛足のある「スエード」「ヌバック」など表情の違う個性的なファッション素 材となります。
スーツケースや服など使われる用途は幅広いですが、なかでも靴に一番多く使われています。
国内の豚のほかにもペッカリーという種類の豚の加工品も人気なんですよ。
ペッカリーは中南米、アマゾン川流域に生息している野豚の一種です。
ムレにくくて、傷や型崩れにも強く、品質的には申し分ない豚皮 とされています。ただ、ワシントン条約にひっかかってしまうため、入手することが難しいという欠点があります。
地域の特色を生かした独特の方法で育てられている豚や、品種にこだわった豚、肉質にこだわった豚など、銘柄豚・ブランド豚にはそれぞれ特徴があります。
おいしいと評判の高い銘柄豚やブランド豚は全国的にも有名なものがあり、ご当地の名産になっている銘柄豚もいるようですね。
豚は人間と同じような雑食性の生き物です。
消化器官のつくりから見るとちょうど肉食動物と草食動物の中間のようなつくりをしていることからも、豚が様々な ものを食べる動物だということがわかります。
国内で飼育されている豚には、豚肉になる食用の豚とそのために繁殖に利用される豚、またペット用や観光用と いった食用の豚ではないものに分けることができます。