豚の食べ物

 文字通り、豚の足のことです。

 豚足は日本だけでなく、韓国や中国でも美容食として食べられています。

 市場で売っている状態の豚足を見ると、正直美味しそうには見 えないですよね…。

自分は、まだ勇気がなくて食べたことはないのですが、とても美味しいとか聞きます。

豚足の一般的な調理法は煮込みです。

豚足にはコラーゲン、エラスチンなどのタンパク質が豊富に含まれているため、長い時間煮込むとタンパク質がゼラチンに変わり、口の中で溶けるほど柔らかくなるんですよ。

 イベリコ豚は、自然の恵みであるドングリと牧草だけで3カ月を過ごします。

 これがモンタネラと呼ばれるスペインならではの豚の放牧システムのことであります。

 この期間、豚はグループ単位で樫の木の森を移動しながら、野生生活を送り、1日10~15kgものどんぐりを摂取し、しつかり体重を増やしていきます。

 この期間に食べ続けたドングリは、豚の脂にナッツのような独特の風味をもたらし、その脂分は人の味覚を包み込み、視覚を刺激し、目で食ペるよう推し進められます。

 国内の多くの養豚場や農家では、飼料基準に従った配合と分量で作られた豚用の飼料を豚の餌として与えています。こういった餌には、穀物・ぬか類・油粕のよ うな栄養成分の多い「濃厚飼料(ノウコウシリョウ)」と根菜類・青草・牧草など食物繊維が多く含まれている「粗飼料(ソシリョウ)」があります。これらの餌は、飼料基準を参考にしながら必要に応じて配合して与えます。

 飼料標準は、豚の成長段階や繁殖用の豚の状態に合わせて適切に必要な量な栄養を与えられる ように規準とするための数値です。それぞれの豚に必要な栄養分は、豚の体重や年齢によっても違ってくるため細かい栄養管理が必要となります。そのほかに も、ミネラルやビタミンなどを加える場合もあります。

 なんでも食べると思われがちな豚ですが、豚の嗅覚は非常に優れていて、餌の香りにも敏感に反応します。配合飼料など豚の餌の香りが、豚の好みに合うものと合わないものでは食欲にも差が出てしまいます。そのため豚の餌に使われる材料の組み合わせには、かかる時間やコスト、保存性などのほかに豚の嗜好性にも配慮した餌作りが必要となります。

 欧米では豚の餌に豚の好む香りを付けるフレーバーなども作られているそうです。

 大豆や菜種など油を絞った後のかすは、たんぱく質を多く含むものが多く、やわらかい脂肪を作る効果があるものがあります。また、醤油や豆腐などを製造する 際にできるしょうゆかす・とうふかすなども少量ずつ餌に加えて与えます。

 醤油カスは塩分を多く含むことや香りなどが豚の嗜好性にあわずあまり好んで食べる ことがないので、一般的には豆腐化すが多く使われています。また、りんごやみかん、ぶどうといったジュースなど飲み物の搾りかすを銘柄豚など、豚の差別化 のために混ぜて与えることもあります。

 長期間混ぜると肉質がやわらかくなることかがあるといわれることもありますが、水分を多く含んでいるものはお腹を壊 しやすくなることや保存性もよくないので、扱うのが難しいエサといえます。

 米ぬか・ふすま・麦のぬかは豚の餌として利用されることが多いものです。

ふすまには特に食物繊維が多く含まれていることやたんぱく質が多いことが特徴です が、甘い香りがするため豚も好んでよく食べます。

 そういったことからふすまは哺乳期の母豚に与えられる飼料として適しているといえます。また、麦のぬかは 白い脂肪を作る効果があるため、肥育期に与えるときれいな脂肪のついた豚肉になりやすいといわれています。

 イモ類の中でも豚の餌として使われることで有名なのがサツマイモです。

銘柄豚としても有名な鹿児島の黒豚は餌にサツマイモを多く利用しているため、豚肉に 甘みが出るといわれています。

 豚はサツマイモの芋の部分のほかに茎も好んで食べますが、保存性は良くないのですりつぶして、ぬか類と混ぜ合わせて保存でき る豚の餌として作る場合もあります。

 イモのほかに、カブやビートなど甘みのある根菜類も豚が好んで食べ、繊維質やでんぷん質の多い飼料として利用されています。

 粗飼料として使われている、牧草・野草・野菜くずなどは食物繊維とともにビタミン・ミネラルを補給するのに適したエサといえます。

特に育成期間に与えると 肉質がよくなるといわれていますし、繁殖用の豚に与えると繁殖障害を防ぐ効果もあるようです。

しかし、肥育期間の豚には、食物繊維が多すぎてしまうので不向きなエサといえます。

 穀物類は豚が好む餌の一つで、消化の良いものが多くカロリーも高いことが特徴です。

 国内ではとうもろこしマイロなどが多く使われていますが、大麦・小麦・ 燕麦などの麦類も質の良い脂肪をつくるという効果があり、欧米をはじめ国内でも頻繁に利用されています。

 豚は何でも食べるということから、昔は人間の食べ物の残りなどを利用して民家の庭先で飼育されていることもありました。しかし、豚肉の肉質や香りには、豚 が食べている餌が大きくかかわってくるといわれています。

 銘柄豚の中には、どんぐりを食べて育った豚やりんご・サツマイモといった地域色の強いものを餌と して使用しているのも見かけます。